今回は当社初めての久留米市のＦ工務店のモデルハウスの気密測定にお伺いしました。
Ｆ工務店は２×４工法（パネル）で通常は全館空調の基礎断熱が基本ですが、今回は断熱は天井及び壁は充填（裸高性能グラスウール＋防湿気密シート後貼り）工法で床断熱、窓はLIXIL製サーモスⅡ、第一種ダクトレス換気（日本スティーベル製）。断熱・気密施工も基本に忠実に隙間なく、無理な押し込みや潰れなく、隙間なく綺麗に施工されていて、職人さんの技術の高さが見受けられました。初回の測定結果はＣ値０．７と悪くない数字ですが、施工状態から見て、０．５以下は出せると判断し、直ぐに修正作業に切り替えました。玄関及び窓回り及びユニットバス基礎気密パッキンの入角部等の漏気を修正作業しましたが、あまり変化が無く、ｎ値（隙間の大きさを表す）数字も１．６より下がらない状態。隅々を探しまくつて、天井からの配線引き込み集中部からのかなりの漏気を発見。敗戦時に天井上からウレタンスプレー処理済みとの事で見逃した部分でした。気密テープで厳重に処理して頂き、再測定開始し、Ｃ値０．５(0.494)に、ｎ値も１．３２に改善しました。関係者の皆様、大変お疲れ様でした。