建物内の快適性には、温度、湿度、空気質、光が主に関係しますが、実は音に関する快適性は余り注目されていません。例えば、外部からの騒音(繊維系車のクラクション、動物の鳴き声、建築現場の音等)は好まれませんが、室内のテレビの音や音楽、料理の音や赤ちゃんの泣き声等は場合によっては不快に感じる事があります。これらを軽減するためには、建物の躯体(壁、天井や屋根、床等)に吸音材を施工すると室内の騒音を軽減できます。一番身近な建築資材は、グラスウールやロックウールやセルローズファイバー等の繊維系断熱材です。実は繊維系断熱材には、素材の中を音が通過時に繊維の部屋が音を吸収して小さくする効果があります。これを「吸音性能」と呼びます。例えば、現場で余った断熱材(端材も含め)を間仕切り壁や床の間に入れるだけで、室内の音が少し軽減されます。
当然、遮音効果は無いので、防音効果が必要な場合(スタジオやホームシアター等)は、遮音材や防音材との組み合わせの施工は必要になります。最近はあまり見かけなくなった様ですが、学校の音楽室の壁・天井の白い穴あきボードの下地に繊維系断熱材が入っています。
室内の快適性と音について
コア・エコ 住宅省エネコンサルタント、断熱・気密施工、気密測定
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