住宅の換気には一般的に第一種（熱交換）と第三種（強制排気型換気）があります。第一種は熱エネルギー回収し、再利用するため、エネルギーロスが少なく、光熱費も安くなります。第三種は室内の熱をそのまま捨ててしまう為、エネルギーロスは大きくなります。当然、前者の先行投資額は高く、後者は安くなります。建物の性能がかなり高く、更に省エネや快適性を上げたい方には前者は最適です。但し、建物の性能がそれほど良くない場合は後者の方をお勧めします。確かに換気システムの選別で建物の快適性や省エネ性は大きく変わります。但し、それは建物の高断熱性（窓も含めた外皮性能）・高気密性（隙間が少ない）という条件の下での話になります。お住まいになるお施主様の要望と建物の性能や地域環境（冷暖房期のアメダス平均気温等）を考慮して希望に沿う換気システムを工務店様に選別及び紹介したいと思います。（写真は一例です。）