外断熱工法と充填断熱工法どちらが良い?

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外断熱工法と充填断熱工法どちらを選ぶか?

建物の断熱には「外断熱工法」(建物の構造材の外で断熱材で覆う工法と「充填断熱工法」(建物の構造材の中で断熱材を入れる工法)があります。双方の工法にはそれそれのメリットがあります。特に構造の熱橋(ヒートブリッジ)を考慮すれば断熱材が同じ熱抵抗値(R)であれば外断熱の方が有効です。但し、注意してほしいのが、外断熱は建物の容積率(土地の面積に対しての建築面積の規定)に影響すので外断熱の厚さ分の建築面積がより縮小される為、断熱材の厚さには限界があります。郊外で土地が広い場合は特に影響ありませんが、都心部で狭い面積で限られた建築面積を有効にするには、容積率に影響の無い充填断熱の方が良い場合もあります。しかしながら、近年の省エネブームによる断熱基準のレベルアップを考慮すれば、ハイブリット断熱工法(充填断熱+外断熱)がもっとも有効で主流になって行く事は言うまでもありません。構造内で目いっぱいの断熱材を入れ一定の断熱性能を確保し、更に外断熱で足りない性能を補うと言う工法です。
*(注)断熱性能値(R)=断熱材の厚み(m)÷熱伝導率(K)
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