よくあるご質問

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Q.セルローズファイバー等の気密施工のみに対応していますか?

A. 対応しています。
基本セルローズファイバーは調湿性がある為、気密性能は外壁下地の耐力面材や合板で気密処理をし、室内側の気密処理はしないのが通常ですが、壁内への湿気の侵入を気にする方は室内側にも気密処理をする場合があります。
当社は、セルローズファイバーの工事自体は受けていませんが、室内側の気密施工工事のみにも対応しています。但し、気流止め等の躯体内での気密処理済みが条件となります。
詳しくはお問い合わせください。

Q.1棟ごとのコンサルティングに対応していますか?

A. 対応しています。
当社は、1棟ごとの省エネコンサルティングに対応しています。
お施主様から「デザインや間取りがお気に入りの設計士様、工務店様いるんですが・・」ってお言葉を聞く事があります。そんな悩みのコンサルティングも行います。
省エネ設計の基本から応用までをお伝えし、断熱・気密の現場施工管理や指導も行います。「1棟丸ごと省エネコンサルティング」
但し、設計や仕様等が決まってからのご依頼はお控え下さい。
詳しくはお問い合わせください。

Q.気密測定検査は建設中のどのタイミングが良いですか?

基本は完成時のみで構いませんが、完成時では内装材が貼られているので、どの部分で空気が漏れているか確実な場所を特定は難しく、初めての気密測定で目標をクリアーしたい場合は、断熱及び気密施工を終了した時点で一回目の測定をし、悪い箇所を特定し、補修及び修正をした後に測定を数回繰り返し、目標数字以上の結果を目指します。
さらに、完成時にも測定を行い、数字か良ければ問題ありませんが、数字が悪ければ、開口部や貫通部周りをチェックして、修正や補修箇所を見つけて、工務店様に出来る範囲での修正作業を行って頂きます。実際には完成時の改善作業は不良箇所が特定しづらい為、ほぼ出来ないのが現実です。但し、2回の測定をすることで1回目測定後に開けた貫通部(配線や配管等)や玄関などの開口部の調整も再度確認できます。結構地味な作業ですが、これらが気密性能を上げ、「家」の快適性や省エネ性の「鍵」となります。

Q.袋入りの断熱材で気密性能は出るのか?

気密の基本は「連続して、隙間なく」なので、袋入り断熱材の防湿シート側の耳(余り部分)が柱や間柱の見付けにで重ねたり、及び桁、胴差し、梁の上等できちんとタッカー止めされていて、その上から石膏ボードや合板等の面材で押える事が大事です。特に、下屋等部分は気密ラインが途切れやすい部分の為、後貼りで気密シートを施工した方が良いでしょう。但しタッカー止めだけでは、シートの隙間やタッカーの針穴から空気が漏れます。特に天井は壁と野縁(天井下地)の取り合いが隙間が出来やすいので石膏ボードを貼る前に気密シートを貼り壁側に少し折り曲げて廻り縁等で押えれば良いでしょう。気密シートや面材で建物が切れ目無く、全体を覆う事がポイントです。どうしても、袋入り断熱材の場合は、付属の防湿シートでは、重なりが少なくシートの切れ目が多くなる為、気密性能はC値=1.0前後が限界です。更に気密性能を上げるには、上から気密シートを後貼りするか、裸製品(後貼り気密シート施工必須)での施工をお勧めします。特に、断熱材の施工以前に最優先に実行してほしいポイントは「気流止め」です。気流止めは外壁や間仕切り壁の上下(床、天井の取り合い)からの内外の空気の行き来を止める方法です。乾燥木材を取り付けたり、断熱材を半分に折り曲げて入れる方法がありますが、前者はどんなに丁寧に入れても隙間が空きやすい為、前者の方がお勧めです。特に壁の断熱施工及び石膏ボード貼りを先行する事が必要です。気流止めが施工されて無い場合、壁内に天井や床下から外気が入り、特に繊維系断熱材の場合は断熱材の性能が減衰するだけで無く、内部結露による構造劣化で建物の老朽化を加速する事もあります。

Q.気密性能はどれくらいが良いのですか?

気密性能は「C=0」が「隙間0」で一番良い状態なのですが、手間と部材のコストと換気効率及び漏気を考慮するとC=0.3~0.5ぐらいが妥当な性能と個人的には考えています。特に熱交換換気(第一種)採用の場合は気密性能が良いほど熱交換効率がカタログの数字に近くなると思われます。但し、もっと大事なの一時的な性能ではなく「持続性のある性能」がより重要になります。これからの住宅は環境配慮もあり、10年~20年では無く、世代を超えて50年もしくは100年住める構造と性能が求められます。すべての高い性能が長期に持続できる材料や施工方法で採用する必要がある思います。

Q.気密測定検査の種類について(減圧法と加圧法)

建物の隙間(漏気)を数字で表し、気密性能の認定をするのが気密測定検査です。気密は断熱性能をより高め、壁内や断熱構造内の結露を抑制し、快適省エネな建築物を長持ちさせます。気密測定方法には加圧法と減圧法の2種類があります。日本では減圧法(建物内の気圧を下げて測定)が一般的で、海外では加圧法(建物内の気圧を上げて測定)が主流です。日本でパッシブハウス(ドイツ由来の高性能省エネ建築物)の認定を受ける場合の気密測定方法は減圧法と加圧法の平均値を採用する事を義務づけられています。この手法は、開口部の開き方で2つの測定結果がそれぞれ有利・不利に出る事を解消する事が出来ます。例えば、国によって窓が外開きだったり、うち開きだったりと様々です。(日本の場合は引き違いが多い)減圧法の場合は外開き有利で、加圧法は内開きに有利です。要するに外開きや回転式を主流にする海外での測定方法が加圧法を採用している理由は、より不利な条件での測定数字を採用する為で理にかなった測定方法だと思います。
日本の一般的な減圧法での測定
測定機械を外付けし加圧法測定
コア・エコ  住宅省エネコンサルタント、断熱・気密施工、気密測定 
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