気密測定常連の久留米市の（株）ホームラボ様の「久留米の家モデルハウス」の現場の気密測定にお伺い致しました。リビングは大きなスライディングの木製トリプル窓が２か所の解放感の大きい間取りでした。断熱仕様は、天井は屋根部にカネライトフォーム２４０㎜、壁：充填で高性能グラス―ル２４Ｋ１２０㎜＋外付加でカネライトフォーム１００㎜、基礎断熱、窓は木製のスライディングトリプルガラスとLIXIL製のＴＷ（樹脂サッシ＋トリプル）の併用でハイスペック仕様。換気は第三種。初回測定でＣ値０．６とまあまあの数字でしたが、即修正作業に切り替えて、換気口のシャッター部や玄関ドア周りや配線集中部等の補修を加え、Ｃ値は０．４まで改善されました。木製スライディング窓上部の漏気が多く、これ以上の修正は残念ながら出来ないと判断しました。木製スライディング（３箇所）の周りにオフレコで養生テープで目張りをして測定すると、Ｃ値は０．４表示ですが、手計算で０．３台にアップしました。この結果より、木製スライディングの漏気が８ｃ㎡（目張り前総隙間：７８㎠→目張り後：６８㎠）の穴（約２．８㎝角）の隙間が木製スライディング部にある事が判明。出来るならば調整作業を依頼。引き違い窓の多用の割にはＣ値０．４の結果は、気密施工の精度の高さが窓の漏気をカバーした結果だと思います。職人技に感謝。